先のブログ記事「サーブレットのgetRequestURIが取扱い注意な件」で書いた、URLのパス中にスクリプト等を仕込める問題は当然サーブレットだけの問題だと思っていました。
ところがGoogleの複数のサービスに、同様にパス中のセミコロン以降を無視するものが多くありました。その中の幾つかは、同じサービス内へのリンクにわざわざそれらを引き継いでいたり、JavaScriptに渡しているものがありました。
正規化されたURLと同じように「"<>」等はエンコードされていましたが、「'」はそのままだったので、シングルクォーテーションで囲まれている部分についてXSSできました。
以前晒したスクリーンショットですが、特にURLを短くできたものについてリクエストURL付きで再度晒します。
2010年12月のBlog Searchは、JavaScriptに仕込めたのでページ表示時に発動しました。
2011年05月のMapsの再発したものはリンクのHREFです。qパラメータのイコールはエンコードされましたが、URL中のパスのイコールは放置でした。
合計で5ページをGoogleのセキュリティチームに報告し、$3,000の報奨金を頂きました。
他にも同様の問題を持っていた製品等がありましたが、また今度にします。
おそらく半年後くらいに「その3」を書くと思います。
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